ダニはカーペットにうじゃうじゃ潜んでいます・・・

 

そのダニがどんな被害を及ぼすのかを考えただけでも寒気がします。この記事では、そんなカーペットにいるダニの特徴や退治方法をお伝えしていきたいと思います。

 

カーペットにいるダニの特徴とは?

カーペットには、主にヒョウダニ(チリダニ)とツメダニの二種類が多く潜んでいます。

ヒョウダニは、家に生息しているダニの8割以上を占めます。一年を通してみられ、フケ・垢・汗1gで約300匹のダニが生息できるといわれています。

人を刺すことはありませんが、大発生するとダニの体や死骸、糞がアレルゲン(アレルギー疾患の原因)となります。ツメダニは、梅雨時や秋口に増殖するダニで、ほかの種類のダニを捕食して増えます。

餌となるダニが増えるとツメダニも増えます。基本的には吸血しませんが、ツメダニに接触すると人を刺し体液を吸うこともあります。

 

カーペットにいるダニの恐ろしさ

カーペットにいるダニは様々な病気の原因ともなります。

 

喘息

ダニのフンや死骸がカーペットに残っていると、それらが乾燥し、砕けることで0.001㎜~0.002㎜にまで小さくなり、人間の呼吸器に侵入し、喘息の誘因となります。

炎症がある気道に刺激が加わると、気道が狭くなり、痰などの分泌物が増え、呼吸が苦しくなり、息をするたびにゼーゼーという音がしたり、激しく咳き込んだりします。

 

国民全体で120万人ほどの患者さんがいると推定されており、そのうちの4割は20歳未満の方が占めると報告されています。子供は身体が未発達のため喘息を発症しやすく、お子さんがいるご家庭は特に注意が必要です。

 

アレルギー

アレルギーを起こす原因(アレルゲン)の7~8割はダニのフンや死骸だと言われています。餌が十分ある状態のダニは1日平均6個のフンをし、1匹のダニが一生の間にする糞は約500個とも言われ、ダニの死後その死骸もアレルゲンになります。

ダニアレルゲンが体内に一定量侵入すると、体はダニアレルゲンに反応しやすい状態になり、そこへさらにダニアレルゲンが侵入し、ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されます。その作用により、鼻水、くしゃみ、眼のかゆみや充血などのアレルギー症状が引き起こされます。

 

アトピー性皮膚炎

皮膚にかゆみを伴う湿疹が繰り返しおきる慢性の皮膚病で、アレルギーを引き起こしやすい体質を持っている人が発症しやすく、そのアレルゲンの一つがダニです。

アトピー性皮膚炎の方は皮膚のバリア機能が低下しているため、皮膚でブロックされるはずのダニ抗原が容易に体内に侵入してアレルギー反応を引き起こし、赤くてかゆい発疹が出てしまいます。肌が触れるカーペットや寝具のダニ対策が肝心になってきます。

 

 

ダニが繁殖しやすいカーペットとは?

ダニが好む環境は、①高温多湿②エサとなるものが豊富な場所③潜り込める場所です。

 

高い湿度

ダニは温度20~30℃、湿度60~80%を好みます。

つまり人が快適と思う環境が、ダニにとっても繁殖しやすい環境となってしまうといえます。部屋の中に常に敷いているカーペットは手入れをしないと爆発的に繁殖してしまうことになりかねません。

梅雨明けから夏にかけて、特にその条件がそろいやすいので注意が必要です。

 

また、とりわけウールカーペットや混紡のカーペットは吸水性に優れているのが特徴ですが、湿気がこもりやすいのでダニが繁殖しやすいカーペットといいうことができます。

 

エサとなるものが豊富な場所

人の垢やフケ、汗などをエサにして成長します。カーペットの上にテーブルを置いて食事をしたり、カーペットの上で寝転んでくつろいだりしている方も多いと思います。

ですから、カーペットにはダニの餌が豊富になりやすいということができます。毛足の長いカーペットを敷いている場合、特にゴミが溜まりやすいため、こまめな掃除が必要です。

 

潜りやすい場所

ダニは自分の卵を産むために、潜りやすい場所を好んで住処にします。特に吸湿性が高い畳の上に絨毯やマットなどしきがちですが、畳に一層湿気がこもり、ダニが繁殖しやすい最適な環境を作ってしまうことになります。

 

 

カーペットにいるダニを退治する方法

掃除機をかける

ダニの餌となるホコリやフケ、食べ物のかすなどを取り除くことができます。しかし、生きているダニは鋭い爪でカーペットの繊維にしがみついて、取り除くことはできません。

ただ高温でダニを死滅させた後に、アレルゲンとなるダニの死骸やフンを取り除くことができます。一平方メートル当たり、20~30秒ほどゆっくりと掃除機をかけていく必要があります。毛足の長い絨毯は特にブラシなどでカーペットの毛を逆立たせて、ゴミが吸い込まれやすいようにしてから掃除機をかけるとより有効です。コナ―ノズルを使用するのもよいでしょう。

 

スチームアイロンを使用する

60℃以上の高温ですと、一瞬でダニを死滅させることが可能です。スチームアイロンは温度を高温に設定すると100℃の蒸気がでるので効果的です。中途半端に一部分だけ使用すると、スチームアイロンをかけていない場所に逃げて行ってしまうかもしれないので、全体的に使用するほうがよいでしょう。

カーペットから数センチ離してスチームをかけるか、固く絞った濡れタオルの上からアイロンをかけるとカーペットの変質や焦げをふせぐことができます。熱を浸透させるようにゆっくりと動かしていくとより効果的です。

 

スプレータイプやパウダータイプの殺虫剤を使用する

パウダータイプの殺虫剤はパウダーをカーペットの上にまき、その後すぐに掃除機でパウダーを吸い取ることでダニ駆除ができるというものです。

パウダーの原料の99%は入浴剤にも使用されている乾燥硫酸ナトリウムなので、安心して使用できます。液体スプレータイプは噴射するだけなので手軽に使用することができます。ただし、薬剤にアレルギー反応を示すことがあるので注意が必要です。

 

燻煙剤を使用する

各社様々なタイプの燻煙剤が出されています。

小さいお子さんのいる家には低刺激な少煙タイプや、マンションやアパートにお住まいで煙が気になる場合はノンスモークタイプ(霧タイプ)等もあります。

 

・防ダニシートやダニ捕りマットを使用する

即効性はありませんが、シートをカーペットの下に敷いておくだけなので手軽にダニ対策をすることができます。

安全性が高く、ほとんど匂わないので、安心して使用することができます。

 

ファブリーズでカーペットにいるダニは退治できるのか?

基本的にファブリーズではダニ退治はできません。

しかし、殺菌効果があり、ダニの餌となるカビ胞子を除菌できるので、ダニが繁殖するのを防ぐ効果があります。また、ダニの死骸やフンを舞い上がらせない効果もあります。一気にたくさんのスプレーをすると乾きづらくなって、湿気がこもり逆にダニの好む環境となってしまうので、すぐ乾く程度のスプレーをするとよいでしょう。

 

カーペットにダニを寄せ付けないようにするには?

ダニが餌がとして好む食べ物のカスやフケ、汗等をこまめに掃除して取り除くことが必要です。

また、防ダニ用のスプレーやシート等を使用することもできます。畳の上にカーペットを敷くとダニが好む環境を作り出すことになるので。避けたほうがよいでしょう。

 

まとめ

リッラクスする場所に欠かせないカーペットですが、気をつけないとダニの温床になってしまいます。以下の点に注意を払って、快適な生活を送りましょう。

 

  • 畳の上にカーペットは敷かない
  • カーペットをこまめに掃除し、ダニの好む餌を残さない
  • スチームアイロンや殺虫剤等を使用して、増えてしまったダニを駆除する
  • 駆除したダニの死骸やフンも掃除機で取り除く